子連れ旅行の移動手段は、新幹線・電車なのか車なのかで荷物の量も休憩の取り方もまったく変わります。「行き先によってはそもそも車が前提」というエリアもあるため、宿を決める前に移動手段の相性を知っておくと計画が立てやすくなります。ちび旅の掲載宿1,598軒のうち駅から徒歩10分以内なのは181軒、駐車場が無料なのは863軒でした。

エリアによって「電車向き」「車前提」がはっきり分かれる

駅徒歩10分以内の宿をエリア別に数えると、熱海35軒・草津29軒・箱根28軒・伊東28軒と、温泉街が駅の近くに発達しているエリアで軒数が多くなっています。一方、沖縄2軒・山中湖4軒・那須6軒・下田南伊豆6軒は駅近の宿がほとんどなく、実質的に車移動が前提のエリアです。「新幹線で行って現地はバス・タクシー」という計画が立てやすいのは前者、「最初からレンタカーか自家用車」で考えた方がよいのは後者、とエリアの時点である程度決まってしまいます。

日光パークロッジ 東武駅前 画像提供: 楽天トラベル / 駅から徒歩1分の「日光パークロッジ 東武駅前」の例(最安2,990円〜/1泊・1名)

「日光パークロッジ 東武駅前」は駅から徒歩1分。ベビーカーや荷物を抱えての乗り換えが不安な場合、こうした駅近の宿を選ぶと移動の負担がぐっと減ります。

年齢別に見る「新幹線が楽」「車が楽」

  • 0歳: 抱っこひもやベビーカーでの乗り換えが大変な一方、寝ている時間帯の新幹線移動は静かに過ごせることも多い。車なら荷物の量を気にせず積め、授乳・おむつ替えのタイミングでいつでも停車できるのが強み
  • 1〜2歳(イヤイヤ期): 座席にじっとしていられず、周りの目が気になりやすい時期。車の方が気を使わず休憩を挟めるという声が多い年齢帯。どうしても新幹線を使うなら、多目的室のある車両や、空いている時間帯の便を選ぶと気持ちが楽になる
  • 3歳以降: 車内販売や窓の景色に興味を持ち始め、新幹線移動自体を楽しめるようになる。移動時間そのものが旅の一部になり、どちらを選んでも対応しやすい

駐車場無料の宿は圧倒的多数

駐車場無料の宿は1,598軒中863軒(約54%)と、車移動を選ぶ場合の受け皿は十分にあります。逆に「駅近」を条件にすると181軒まで絞られるため、電車移動を前提にするなら早めに候補を確保しておくのが安心です。

まとめ

熱海・草津・箱根・伊東のように駅近の宿が多いエリアは電車移動と相性がよく、沖縄・山中湖・那須・下田南伊豆のように駅近が少ないエリアは車移動が前提になります。子どもの年齢によっても「楽な移動手段」は変わるので、エリアと年齢の両方から移動手段を先に決めてから宿を探すと、計画がスムーズになります。ちび旅ではエリアごとに宿の一覧を見られるので、行き先を決める参考にしてください。

なお、記事中の軒数はちび旅の掲載宿のうち2026年9月時点で駅徒歩分数・駐車場の条件が確認できた宿を対象にした集計です(公開1,598軒中)。条件は宿・部屋タイプにより変動するため、実際の詳細は予約前に各宿へご確認ください。料金は1名あたりの最安料金の目安で、人数・部屋タイプ・宿泊日により変動します。