子ども連れで温泉旅館に泊まるとき、「部屋食」と「大浴場でゆっくり」のどちらを優先すべきか迷ったことはないでしょうか。どちらも子連れに嬉しい設備ですが、実は優先すべき度合いは子どもの年齢によって変わります。ちび旅の掲載宿1,598軒のうち部屋食の条件が確認できた627軒のデータと合わせて、年齢別の考え方を整理しました。
部屋食対応の宿は全体の3分の1
627軒のうち、全食を部屋で食べられるのが214軒、一部(夕食のみなど)対応が197軒、部屋食非対応が216軒です。全食・一部を合わせると627軒中411軒(約65%)が何らかの形で部屋食に対応しており、旅館タイプの宿では珍しい設備ではありません。
部屋食が助かる理由
部屋食の一番のメリットは、食事のペースを子どものタイミングに合わせられることです。大部屋の食事処だと、他の宿泊客の目がある中で子どもがぐずったり食べこぼしたりするのが気になってしまいますが、部屋食なら周りを気にせず、途中で授乳や抱っこを挟んでも問題ありません。荷物(離乳食・食器・エプロンなど)を部屋に置いたまま食事できるのも地味に楽なポイントです。
大浴場が助かる理由
一方、大浴場のメリットは湯船が広く、家族全員でゆったり入れることです。貸切風呂は時間制限があることが多いのに対し、大浴場は営業時間内なら好きなタイミングで何度でも入れる宿がほとんど。子どもがお風呂好きなら、大浴場が空いている時間帯(早朝や夕方の早い時間)を狙って家族で楽しむのも一つの方法です。
画像提供: 楽天トラベル / 部屋食に全食対応する「松登苑」の例(最安3,000円〜/1泊・1名)
「松登苑」は全食を部屋で食べられる宿で、1名あたり最安3,000円〜と価格も抑えめです。小さな子ども連れで食事のペースを気にしたくない場合、こうした宿から探すと候補が見つかりやすくなります。
年齢別に考える優先順位
- 0〜1歳: 授乳・離乳食のタイミングが不規則になりがちなので、部屋食を優先するのがおすすめ。大浴場は空いている時間を狙う程度で十分
- 2〜3歳(イヤイヤ期): 食事中にじっと座っていられないことが多く、周りの目を気にせず食べさせられる部屋食が引き続き安心
- 4歳以降: 食事のマナーが身についてくるので、大浴場や食事処でも対応しやすくなる。部屋食にこだわらず、貸切風呂や大浴場の充実度で選ぶ選択肢も広がる
まとめ
部屋食は0〜3歳頃の食事ペースの自由度を重視するなら優先したい設備で、大浴場は家族でゆったり湯船を楽しみたいときに向いています。どちらも兼ね備えた宿もあるので、ちび旅では部屋食・貸切風呂それぞれの条件で宿を絞り込めます。子どもの年齢に合わせて優先順位をつけて探してみてください。
なお、記事中の軒数はちび旅の掲載宿のうち2026年9月時点で部屋食の条件が確認できた627軒(公開1,598軒中)を対象にした集計です。対応内容(全食/一部)の詳細は宿により異なるため、実際の条件は予約前に各宿へご確認ください。料金は1名あたりの最安料金の目安で、人数・部屋タイプ・宿泊日により変動します。