宿探しをしていると「ウェルカムベビーのお宿」という表記を見かけることがあります。なんとなく「赤ちゃんに優しそう」というイメージは伝わるものの、具体的に何が認定基準になっているのかは意外と知られていません。ちび旅の掲載宿1,598軒のうち認定宿は12軒だけという希少さも含めて、制度の中身を紹介します。

「ウェルカムベビーのお宿」とは

この認定制度は、ミキハウス子育て総研株式会社が2008年3月から実施しているもので、赤ちゃん・小さな子ども連れでも安心して宿泊できるかどうかを独自の基準(全100項目)で審査し、一定の基準を満たした施設だけが認定を受けられる仕組みです。審査項目は、ベビーベッドや貸切風呂といった設備面(ハード面)だけでなく、スタッフの接客やサービスメニューといった対応面(ソフト面)まで幅広くカバーしています。つまり「設備は揃っているが対応は個々のスタッフ次第」という宿とは違い、施設全体として子連れ受け入れの体制が整っていることを示す認定です。

ちび旅掲載1,598軒中、認定はわずか12軒

掲載宿全体で見ると、認定を受けているのは12軒のみです。エリア別では軽井沢3軒・沖縄3軒・熱海2軒・河口湖2軒・箱根1軒・伊豆高原1軒で、下田・南伊豆、伊東、那須、草津、山中湖、日光の6エリアには認定宿がありません。100項目という審査基準の厚さを考えると、この希少さは納得できる数字です。

箱根ホテル小涌園 画像提供: 楽天トラベル / ウェルカムベビー認定の「箱根ホテル小涌園(藤田観光リゾート)」の例

「箱根ホテル小涌園(藤田観光リゾート)」は認定宿の一つで、ベビーベッド・おむつ用ゴミ箱・ベビーバス・ベビーソープ・お子様用便座の貸出があり、貸切風呂も無料、和室・キッズスペースも備えています(最安18,562円〜/1泊・1名)。

認定が無い宿でも設備が充実していることは多い

ちび旅の掲載データを見ても分かる通り、認定を受けていない宿の中にも、貸切風呂無料・部屋食対応・ベビー用品充実といった条件を複数満たす宿はたくさんあります。認定はあくまで「施設全体の体制が第三者基準を満たしている」ことの目印であり、認定の有無だけで宿を絞り込むと、条件的には申し分ない宿を取りこぼしてしまうことがあります。認定マークを一つの安心材料にしつつ、個別の設備条件(添い寝無料の年齢、貸切風呂、部屋食など)も合わせて確認するのがおすすめです。

まとめ

「ウェルカムベビーのお宿」は、ミキハウス子育て総研が2008年から実施する全100項目の審査に基づく認定制度で、ちび旅の掲載宿1,598軒中12軒だけが該当する希少な認定です。認定の有無はハード・ソフト両面の体制を示す目安として参考にしつつ、個別の設備条件と合わせて宿を探すのがおすすめです。ちび旅では認定の有無に関わらず、条件別に宿を絞り込めます。

なお、記事中の軒数はちび旅の掲載宿のうち2026年9月時点でウェルカムベビー認定の情報が確認できた12軒(公開1,598軒中)を対象にした集計です。認定状況は更新される場合があるため、最新の情報は各宿の公式ページでご確認ください。料金は1名あたりの最安料金の目安で、人数・部屋タイプ・宿泊日により変動します。